喜多方のしだれ桜 ものすごい人・人・人です。
コロナ過で静かな春を過ごしてきたせいかとても人が多いことに驚き!!
道路も渋滞していますが喜多方に来て頂きありがとうございます。
大・大・大歓迎です!!!
さて話は変わって桜染めって知っていますか?
喜多方は染物の町でもあります。
染物で最もメジャーなのは藍染
この染物の技術を使って桜の染液で布を染めたものが ❝桜染め❞ です。
これ化学染料を一切使ってない植物由来の『天然染料』です。
お気づきですね。そうです! 喜多方のしだれ桜から染液を抽出しています。
冬前になると桜の枝の剪定をします。
よく花びらから色を出すの?と聞かれますが、
剪定で捨てられた枝を材料に染液を作ります。
えっ 枝から色が出るの? と思った方。
出るんです!! とってもきれいなピンクが・・。
煮る
まず枝をチップまたは細かくして鍋で煮ます
染める
染液が出来たら銅鍋で布を染めていきます。
媒染
*染料を繊維に定着させる工程
草木染めなどの天然染料は単独では不安定なため、媒染剤を用いて安定させる必要があります。
乾燥
最後は綺麗な水で洗い干して乾いたらOK!
とっても簡単に書きましたがこれが結構手間と時間がかかるんです。
染液を抽出するのに3日。染めるのに1日。
でもどんなものが出来上がるかワクワクだし、
同じ染液を使って染めても、媒染に何を使うかで全く違う色になるので 化学の実験をしてるみたいで楽しいです。
媒染剤の主な種類は鉄・アルミニウム・銅
上の写真↑
・媒染:鉄媒染・銅媒染 (鉄媒染はグレー系に染まります)
・生地:シルク・レーヨン
繊維の種類や媒染剤の種類、時間・熱のかけ方、そして気温などなど天然染料は不安定要素がたくさんあるおかけで、たった1つのものが出来上がります。
One and Onlyですね。
ストール
生地がシルク又はレーヨン素材のストールです。
桜染ネクタイ
1つ1つ染め方が違う世界に1つだけのネクタイです。
これってSDGsかな??
捨てられてしまう桜の枝が新しい価値を生みました。
ともあれ喜多方の桜の楽しみ方は見るだけではない!という事で桜の楽しみ方vo.1でした。
次回vol.2をお楽しみに!!
会津型の型彫りをはじめ、さまざまな工芸・民芸に取り組み、会津型などを利用したハンドメイド雑貨も販売しています。
とっても可愛らしいおばあちゃま達がおみせをやってます。